メッセージ

僕は、僕の著作にすべて目を通していただいた渡辺のりよしくんが立候補されたことを伺い、心からうれしく思っておりました。

ところが、その決意の表明からほどなく、民進党は解体し、驚くべきことに党そのものが3つに引き裂かれてしまいました。新たな党の指導者は、排除と選別をうたい、残酷にもみなさんに踏み絵を踏むよう求めました。まさに暴風雨の吹き荒れるなかでの多難な船出です。

僕は、いま、ある歴史の物語を思い出しています。僕の故郷の偉人に真木和泉(まきいずみ)という人物がおります。彼は皇室を敬愛し、楠木正成(くすのきまさしげ)を崇拝しておりました。その彼が「形は足利尊氏でも、心が楠木正成であればそれでよい」と訴え、その言葉に涙した長州藩士は皇居に砲弾を打ち込む決意をします。蛤御門の変です。真木は戦いに敗れ自死し、長州藩は壊滅的な打撃を受けます。ですがそれから3年3ヶ月後、大政奉還を成し遂げたのは他ならぬその長州藩でした。

歴史とは皮肉なものです。今度は長州を地盤とする安倍晋三さんに我々は立ち向かいます。僕は真木和泉になろうと思います。僕は死んでも構いません。歴史の大転換を成し遂げるのは、そう、渡辺のりよしくんです。形はどうでもよいではないですか。心が理想の旗とともにあるのであれば。どうぞ志高く、選挙を闘い抜かれてください。渡辺のりよしくんの進む道の正しさは必ず歴史が証明するものと確信しています。

いま、全国のあちこちから、拠って立つ場所こそ違えども、All for Allの旗を心に掲げて闘うという声が僕のもとに寄せられています。党がなくなっても思いを同じくする仲間は大勢います。決してひとりではありません。心から渡辺のりよしくんの健闘をお祈り申し上げております。

2017年10月6日

慶應義塾大学経済学部 
教授 井手 英策